近年のヘアスタイルは、レザーカットからあみカラーセットの時代があり、カット&ブローの時代になり、今はあまりヘアースタイルを作り上げない、無造作な感じへと、移り変わって来ました。
ちょっと前まではパーマをかけて髪にボリュームと毛流れを作り、それをドライヤーで形を作る。
プロの美容師は、簡単にできますが、いざお客様が家に帰ってシャンプーした後美容室と同じスタイルにできるのか?
もくじ
西洋人に合わせたカット方法は頭蓋骨の骨格の作りから日本人とは全く作りが違うので、どうも無理なところがあります。
キュビズムカットの創始者田中孝典先生は、こんな発想から生まれました。
『デート❤️に間に合わない
朝寝坊した
そんな時シャワーで濡れた髪
急いで車を走らせる
車の窓全開で風を受け、いつの間にか髪が乾いている
到着する頃にはヘアスタイルが出来上がっている』
そのことからプローレスの、キュビズムカットの素と言う発想ができてくる
進化するカットの始まり
お客様に必ず聞いてみる
前回のカットは、お手入れしやすかったか?
やりにくところはなかったか?
髪の収まり具合
跳ねたりしていたところはないか?
お客様様のご要望をしっかりお聞きして、改善改良の繰り返し
お客様の要望も、どんどん進化していきます!
骨格、生えぐせ、毛流れを考えないでカットをした場合は美容室でブローするとわかりませんが
お客様が自宅に帰ってシャンプーして、乾かしたときに元の生えぐせや、毛流れてが出て形の再現は、難しくなって来ます。
自然に乾いてきれいなヘアスタイルにするには骨格が立体であることを理解。
骨格補正、毛流れをニュートラルにする(自然な感じ)にすることが絶対不可欠である.。
キュビズムカットの始まりレイヤースタイル
レイヤースタイルとは?
トップの髪が短く裾のほうに行くと長くなるいわゆる段カットです。
どんなヘアスタイルも頭は、立体であることが原則であるがレイヤーのスタイルを分解するとわかりやすい。
下に行くほど髪の重なりが多くなってくる。
カットした髪の一本一本の重なりでアウトラインを形成していきます。
骨格が、いかにスタイルを構成ベースになっているか?
髪を同じ長さでカットすると、骨格と同じようになるので、ヘアスタイルの均整のとれたきれいな形にするには、お客様のが頭の形に合わせて、骨格の引っ込んでいるところは、出ている様にカットして、引っ込んでいるところは、出ている様にカットします。
キュビズムカットの立体感は、七難隠す?
平面的ではなく、奥行き、深さ、厚みなどがある感じ
3次元に住む私たちにとっては立体感はスムーズに取り入れられる。
立体的なキュビズムスタイルは男性も女性も子供も大人も年齢を重ねて方にもきれいな形と自然に自分の頭にフィットする形で、手入れのしやすくよく、似合うスタイルが出来上がります。
髪に隠れている頭蓋骨が透視して見えたら楽なのですが、見えない頭蓋骨から立体に作り出す事は何もない状態からは大変難しい方法です。
ヘアスタイルは立体的と分かっていてもどうしてもまっすぐ直線的にカットしていくと平面的になってしまうそれをどう修正していくか?
芯の発想
ノーブロックで髪を切るととても形にしていくのが難しいですが、そこで芯の発想です。
基準がなければ難しいのですが、そこで物を作るときの基準になる土台
例えば札幌雪祭りの雪像作るとき、どうやって作ると思いますか?
まずは、どんなものを作るか絵に描いてみたり、今ではパソコンでCADを使って設計図を作成しながら作るようです。
そして大まかな形がわかれば、
部分的に雪を固めていきます。
そして細かいところを削って行きます。
カットも同様全体的なスタイルのイメージを絵に描いてみたりして、ウエット状態から、大まかに粗削りをしていきます。
乾いてから髪の動き、癖を考慮して部分的に、修正していきます!
このような行程でヘアースタイルは作られていきます。