キュビズム(3D立体)カットは特許理論による独特のカット技法によって切り口が習字の筆の様になります。
画像の説明
この切り口が鋭角な隙間(緑の矢印)を作ります。
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キュビズム(3D立体)カットは特許理論による独特のカット技法によって切り口が習字の筆の様になります。
この切り口が鋭角な隙間(緑の矢印)を作ります。
そして、カットされた髪が頭皮に沿って下に降りた時、この切り口と隙間が毛量をコントロールしてボリュームを出したり、おさえたりし、また骨格を補正したり生え癖をコントロールしたりします。
しかもスタイルを切りながら同時進行でこれらのコントロールをしていきますから、乾かすだけでスタイルになるんですよ。
習字の筆はしなやかで弾力がありますが、3D(立体)カットは回数を重ねるごとにヘアスタイルの中に、しなやかで弾力のある習字の筆様の髪がたくさん出来て、その重なりがヘアスタイルを作っていると想像して下さい(^^)
さらに長い筆、短い筆、細い筆、太い筆とスタイルや骨格、毛流、毛量に合わせて切り分けていきますから回数を重ねる程にますます扱いやすくなり髪質も変化しツヤ感も出てきます。
一方、普通のカットは絵画の筆に例えるとわかり易いのですが、切り口がきれいにそろいます。
もしこの状態からヘアスタイルの収まりを良くするために毛量調整等いろんなコントロールをするとなると、一般的にはチョップやスライシング等といったカット技法やソギ鋏を使ってコントロールします。
しかし、これらを多用すると髪がスカスカになり易く、髪に弾力がなくなったり、日が経つにつれ髪が広がったりして逆にヘアスタイルがまとまりにくくなってきます。
スキ鋏で出来た隙間は角が出来(赤い矢印)この角のある隙間が時間の経過と共に髪を広がらせ、ツヤもなくなり、ヘアスタイルがまとまらない原因の一つになるんです。
ですから、スキ鋏の入った髪を3D(立体)カットされる場合は3回位は続けて通って下さるようにお願いしています。
それはスキ鋏の後遺症(赤い矢印)となる角のある隙間が3回位カットするとかなりなくなり、同時に習字の筆の数が増えてまとまり易くなってくるからです。
如何でしょう、おわかり頂けましたか?
実際に、ウィッグでわかりやすい様に真ん中だけキュビズムカットした場合
繋げると
乾かしてみると
全体的に乾かしてみると
頭蓋骨から必ず髪は、生えています!
頭蓋骨の形をわかりやすい様に
数カ所、剃り込んであります。
この様にして髪の動きや、収まりを検証しています。
北海道でキュビズムカット講習ができる様になったのは、なんとお客様の立場からの要求なのです。
いかに、お客様のお手入れのしやすさを考えたカットか?
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